2025/08/15

pipewireの設定方法

pipewireの設定方法について

pipewireとは

新しい低レベルマルチメディアフレームワークだそうです。
音声・映像の遅延を最小限にすることを目的としていてPulseAudio、JACK、ALSAなどをベースとしたアプリと互換性があります。

最近ではpulseaudioの代わりにデフォルトで使われることも多いと思ってます。

Windows・Macのように設定できない

WindowsもMacもオーディオの設定は割と楽です。

こんな感じで容易にサンプリング周波数やビットを変えれます。

しかしPipeWireなどはGUIから変えれません(アプリがあれば変えれそうですが手軽ではない)

方法

設定ファイルのコピー

PipeWireの設定ファイルは/usr/share/pipewire/pipewire.confにあります。
このファイルを上書きしても設定は変えれますが、マスターが無くなると色々ダルいので適当な場所にコピーします。

💻 コマンド
mkdir -p ~/.config/pipewire
sudo cp /usr/share/pipewire/pipewire.conf ~/.config/pipewire/

これでコピーはされましたが権限系がビミョいので変更していく。

💻 コマンド
sudo chown $USER:$USER ~/.config/pipewire/pipewire.conf
sudo chmod 600 ~/.config/pipewire/pipewire.conf

これでユーザーがいじれるし、設定ファイルはユーザー以外いじれなくなりました。

設定ファイルを編集

先ほどコピーしたファイルをnanoとか適当なエディタで開きます。

例として今回はサンプリング周波数を変えてみます。

~/.config/pipewire/pipewire.conf
- # default.clock.rate = 48000
+ default.clock.rate = 192000
- # default.clock.allowed-rates = [ 48000 ]
+ # default.clock.allowed-rates = [ 192000 ]

あとは保存して

💻 コマンド
systemctl --user restart pipewire

で再起動すると変わってるはずです。確認は

💻 コマンド
pactl info

で行えます。

終わり

設定項目については公式のドキュメントを参照ください。

PipeWire: pipewire.conf
PipeWire: pipewire.conf favicon https://docs.pipewire.org/page_man_pipewire_conf_5.html

私の使っているDACは32bit/768kHzまで対応してるけど音源がないため192kHzがいいとこ。

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